停滞に見える日々は未来への助走期間

こんにちは、りさです!
もうあっという間に9月ですね・・・!
夏の終わりといえば、
私は毎年フジファブリックの『若者のすべて』を聴くんです笑
あの曲を聴くと、なんだか胸がきゅっとして
「あ〜今年も夏が終わっちゃうんだな」
ってノスタルジーに浸かっちゃう。
そんなことを思いながら過ごす9月のスタート。
振り返ると、頑張っているのに
「なんだか進んでいない気がする」
と感じることってありませんか??
長いようで短くて、
振り返れば「あっという間」。
それでも毎日の体感は、
決してドラマのように
派手に動くわけではありません。
だからこそ、
「やっているのに進んでいない」
「変わっていない気がする」
という焦りが顔を出します。
実はこの感覚こそ、
次に大きく跳ねるための〝助走の時間〟なんです。
スポーツで跳躍するには助走が必要なように、
人生の変化にも前置きがあります。
映画やドラマでは、
退屈で地味な日々はすべてカットされ
「数か月後」「数年後」
というテロップ一枚で
一気に物語が進みますよね。
そして主人公は急に強くなっていたり、
環境が大きく変わっていたりして、
観客は「すごい成長だ」と感動する。
でもその裏には、
きっと同じような毎日を繰り返しながら、
少しずつ積み重ねた時間があるはずなんです。
現実の私たちは、
その〝カットされた日常〟を生きています。
毎朝起きて、同じ道を歩いて、
似たようなことを繰り返す。
昨日と今日がほとんど変わらないように感じてしまう。
「私は進んでいないのでは?」
という焦りや不安が生まれる。
でも、それは怠けているからではありません。
むしろ物語に描かれない部分こそが、
人生においては一番大切な時間なんですね。
大きな成果や転機を迎える前には、
必ず「変化が見えにくい日常の積み重ね」がある。
未来を変えたいと願っているからこそ、
その静かな時間に耐える必要が出てくるんですよ。
ただ、この助走の時間には罠もあります。
うまくいかない焦りから、
次々に新しいことへ手を出したくなったり、
誰かの成果と自分を比べて落ち込んだり、
「やっぱり意味がないのかも」
と投げ出したくなったりします。
そんな時に、自分のエネルギーを
〝積み上げ〟ではなく〝消費〟に回してしまうと、
せっかくの助走が失速してしまいます。
例えば…
・焦って次々に教材やサービスに飛びついてしまう
・SNSで成果を見て、自分もやり方をコロコロ変えてしまう
・「意味がないかも」と疑い、やりかけを放り出してしまう。
これらは一見「行動している」ように見えますが、
実は未来に積み上がっていく行動ではなく、
その場の不安を消すための
〝消費〟になってしまうんですね。
だからこそ、この時期に必要なのは
「外側に振り回されないこと」。
人と比べない。
新しいことに飛びつきすぎない。
目の前の一歩を淡々と続ける。
小さな積み重ねを〝守る〟意識が、
未来の大きな跳躍を支えてくれるんです。
私自身、2019年末に副業でブログを始め、
コンサルを受けながら走り出しました。
すると、4か月で月15万円。
「このまま積み上げれば30万、50万も見えるかもしれない」
と胸が高鳴りました。
ところが翌月、
Googleのコアアップデートで順位が急落。
アクセスは激減し、現実は一変しました。
脱サラの計画は音を立てて崩れ、
しばらくは呆然としました・・・。
それでも私は、メンターを、
そしてブログの可能性を信じて、
隣の芝生を見ないと決めました。
落ち込む日はあっても、
毎日一記事を「書く」。
うまく書けない日も、
思うほど読まれない日も、手を止めない。
振り返れば、その一年が
私にとっての助走の時間でした。
読まれない中で、
タイトルの切り口や読者の感情の動き
最後まで読まれる構成、検索からの導線設計を
地道に習得していき・・・
そこで気づいたのは、
目に見える成果は遅れてやってくるということ。
1年の学びは確実に蓄積していて、
満を持して新しいブログを立ち上げたとき、
ガツンと成果を出すことに成功しました。
努力と結果の間には必ずタイムラグがあります。
この時の経験があったからこそ、
私は結果が出ない時期にも落ち着いて
手を動かせるようになりました。
だから、もし今あなたが
「変わっていない気がする、、」
と感じていても、
そこで落ち込む必要は全くないんです。
変化はグラデーション。
長年かけて身についた思考や価値観は、
一晩では入れ替わりません。
だから、昨日より一歩進むだけ。
わずかな変化でいいのです。
むしろ、そのわずかな変化を見落とさないために、
最初の頃のメモや投稿、
視聴した動画や読み返したノートを
もう一度眺めてみるといいと思います。
その時、同じ言葉に触れても
受け取り方が全く変わっていたりします。
それって、あなたの中で確かに成長している証拠なんです。
それを実感する習慣として、
「ギブの循環」もあります。
コミュニティで誰かの投稿にリプしたり、
気づきを分かち合ったり。
たったそれだけでも、
自分の視野がひらき、
次の一歩を踏み出す勇気が湧いてきます。
与えることは減ることではありません。
むしろ自分の言語化が進み、
学びが定着し、行動への背中を押してくれるんです。
小さなギブが連鎖すると、
場の温度が上がり、
助走はみんなで踏み込む強い一歩に変わりますよ!
木の根が地中深くに伸びるのは、
地上からは見えませんよね。
けれど見えない部分こそ、
嵐に倒れない強さをつくっています。
あなたが今感じている停滞感は、
根を張っている時間。
見えない努力が、
やがて地上に伸びる枝葉を支えるのです。
そして忘れないでほしいのは、
この時間が〝心の体力〟を育てているということ。
順調な時しかない・・・!って人は、
少しの逆風で折れてしまいます。
けれど停滞を一度でも乗り越えた人は強い。
「あの時も耐えられたから、今回も大丈夫」
と思える経験は、
未来のあなたを守る大切な財産になる。
焦りや不安に見えるものも、
実は未来の跳躍に必要なものなんです。
季節は移ろい、夏が終われば秋が来ます。
季節が変わるように、人も変わります。
どちらも同じくらい尊いプロセス。
だから自分を信じてまた明日、
毎日の挑戦を始めましょう。
振り返ったとき、気づくはずです。
「あの時期が、私の助走だった」と。
そしてその時のあなたは、
きっと今よりずっと遠くの景色を、
当たり前の顔で見ていますから。