りさの活動

価値観の〝根っこ〟を見つけるということ

risa

こんにちは、りさです!



早速ですが、今回は「価値観」の話をしたいと思います。



時間に追われ、避けたくなることに

向き合うにはどうしたらいいのか。



そのとき頼りになるのが、

数字でも肩書でもない、自分の「在り方」です。



「自分の価値観、これだと言えるものがある?」

と聞かれて、

すぐに答えられる人はそう多くはないでしょう。





私自身も、一本の太い柱があるかといえば、

まだ育てている最中。



ただ、「こう生きたい」の方向性はあるし、

それは人との関係の中で育ってきたなーと

感じています。




価値観は、結果や肩書きではなく、

毎日の選択の中で出てくるもの。




たとえば「学び」がテーマなら、

ただ「勉強する」「知識を増やす」

と掲げるだけでは価値観としては曖昧です。



そうではなく、

「毎朝10分だけ本を読む」

「学んだことをその日のうちに誰かにシェアする」

「週に一度は新しい体験を取り入れる」

こんな風に行動レベルに言葉を下ろすことで、

「学びを大事にする」という抽象的なテーマが、

日常を支える価値観として生きてきます。





「月10万円稼ぐ」

「フォロワーを何人にする」

といった数値は、価値観ではなくゴールです。



もちろん、ゴールを持つのは大事。



でも、ゴールだけを見ていると、

達成できなかった瞬間に

自分を簡単に否定してしまう。



私が痛感したのは「結婚」をゴールにしていたときです笑



学生の頃から、

誰かを支える専業主婦になって子どもを育てたい

と強く思っていました。





実際に結婚してみると、

思っていた理想とは全然違いました。



「結婚すれば安心して暮らせる」

と思っていたけれど、

現実にはお金のことや生活費のやりくりで頭を悩ませる毎日。



「結婚すれば自然に幸せになれる」

と信じていたけれど、

実際は家事や役割分担で衝突することもあり、

むしろ不満が募ることさえありました。



相手も同じように仕事や生活に必死で、

甘えられるばかりではなかったんです。



こうしたギャップに直面して、

結婚そのものをゴールにしてしまうと、

「こんなはずじゃなかった」

という虚しさが残るのだと実感しました。。





子育ても同じです。


「子どもがいれば幸せ」

ということだけをゴールにしていると、

目の前の大変さに押し流されやすい。



ワンオペの孤独感や想像とのギャップ

思うように愛情表現できない自分への苛立ち。



そういう揺れを抱える日は誰にでもあるし、

そこに「ダメな自分」

というラベルを貼る必要はない。





むしろ大事なのは、

「結婚」や「子ども」といった出来事そのものではなく、

その過程で自分がどんな価値観を持ち、

どう在りたいかということなんです。



ゴールを外側の出来事に置いてしまうと、

理想と現実のギャップに飲み込まれてしまう。



でも「自分はこんなときにどうありたいか」

という視点があると、

揺れる日々にも立ち戻れる軸になります。







ここで、少し整理してみましょう。



価値観には大きく二つの源泉があります。






一つは「子どもの頃から自然に持っていた感覚」です。



私の場合、それは「絵」でした。



小さい頃から絵を描くのが好きで、

アトリエに通い、油絵や水彩に没頭していました。



学校の美術でも作品が選ばれて

廊下に飾られることがあり、

そのたびに胸が弾みました。



さらに塾に行っては勉強するわけでもなく、

プリントの裏に夢中で漫画を描いていたほどです。



誰に頼まれたわけでもなく、

ただ描きたいから描いていた。



そんな時間を忘れる体験こそが、

私の価値観の原点だったと思います。




もう一つは「困難や痛みの経験から生まれる気づき」です。



私も中学に入ると、

まわりに自分よりずっと上手な子たちがいて、

ネットで作品を見ればさらに圧倒されました。


「上には上がいる」と突きつけられ、

初めて大きな挫折を味わいました。


それでも心のどこかで絵を手放せず、

結婚してからも再び漫画を描き始めましたが、

二度目の挫折も経験しました。




その痛みの中で気づいたのは、

「私は絵そのものよりも、ストーリーを通じてキャラクターや人を輝かせたいのだ」

ということでした。


考えてみれば、

私が描いていたのはただの絵ではなく、

いつも「この子はどうしてこんな行動をしたのか」

「もし別の選択をしていたらどんな未来になっただろう」

と想像を膨らませる時間でした。



線を引くことや色を塗ることよりも、

キャラクターの心を動かす瞬間を描くのが好きだったんです。



嬉しいときはどんな表情をするのか、

悲しいときはどんな言葉を飲み込むのか、

そこに自分なりの物語を与えることが、

私にとっての「描く喜び」でした。




だからこそ、挫折をしても

「絵を描く技術」にこだわるのではなく、

「人や物語をどう輝かせるか」

に自然と軸が移っていったのだと思います。



それは今の発信やサポートにも

そのままつながっています。



誰かの物語を聞き出したり、

言葉にして届けたりすることが、

まさに当時の

「キャラクターを輝かせたい」

という感覚の延長線上にあるのです。






私の場合は「絵」や「漫画」

という枝葉にしがみついていたけれど、

実は本当に大切だったのは

「人の物語を輝かせたい」

という根っこの部分でした。



だからこそ、絵を諦めても、

発信やサポートという形で

同じ価値観を生きられているのだと思います。



この「根っこ」と「枝葉」を分けて考えると、

自分の価値観を探すヒントになります。



根っこは、

「人の物語を輝かせたい」

「安心できる空間をつくりたい」

「新しい知識を学び続けたい」

など抽象的なものでOK。



枝葉は、それを表現する手段です。



漫画でも、発信でも、子育てでも、サッカーでもいい。



手段は変えていいし、変わっていくのが自然。



枝葉に執着すると、

枯れてしまったときに一緒に自分も折れてしまう。



大切なのは、根っこを見つけることです。



例えば、ある人にとっての根っこは

「表現すること」かもしれません。



枝葉は文章を書くことだったり、

写真を撮ることだったり、

音楽を演奏することだったりします。



あるいはファッションで自分らしさを表すのも

同じ根っこから出ています。



手段は変わっても、

「自分の感じたことを形にして伝えたい」

という思いがある限り、

それは全部「表現」なんです。



だからこそ、どの手段を選んでも

「これも私だ」と思えるし、

迷いが少なくなります。




SNSの発信を例にとると、

「毎日更新する」が

ゴールになっていた時期はしんどくなりました。



数字が伸びないと意味がないと思えてしまい、

存在を否定したくなる。



けれど、

「誰か一人の物語を明るくする投稿を一本つくる」

という価値観に立ち戻れば、

数字に振り回されずに続けられる。



行動がシンプルになるし、

迷ったときに選びやすくなります。




私が特に大事だと思うのは、

価値観を「自分の言葉」で書き残すこと。



頭で分かっていても、

言語化しなければ流されやすい。



ノートに書く、スマホにメモする、誰かにシェアする。



そうやって形にすると、自分への約束になりますよ!



そして不安になったらそのメモを見返せばいいのです。







もし今、なんとなく進んではいるけれど漠然と不安

という感覚があるなら、

一度立ち止まってみてください。



幼い自分が時間を忘れて夢中になったこと

ほめられてうれしかったこと

逆に傷ついて「もうやめよう」と思ったこと





そこに、あなたの価値観のタネが眠っています。



タネのまま抱えるのではなく、

今の生活に合わせて植え替えていきましょう。



毎日の水やりが、

明日のあなたの在り方をちょっとずつ変えてくれますよ。

about me
<ruby>左右田<rt>さうだ</rt></ruby>りさ
左右田さうだりさ
ブロガー
ブログコンサルタント。1つのブログで年収1400万円を稼いだ経験を元に、ブログの作り方を初心者から丁寧に指導。現在年商3000万円。短期間で大きな収益を生み出す「バズ×収益化メソッド」と、長期的にファンを増やしていくノウハウを掛け合わせた「ブログのツインタワー戦略」を考案し、多くの人にブログの魅力を伝えるべく活動中。
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