〝いい母親〟から抜け出す方法

こんにちは、りさです。
日々のアウトプット、お疲れ様です!
さて、本プログラムを盛り上げるべく
私も毎日ライブを行なっているのですが、
話すテーマは、毎回皆さんが投稿した内容を元に作っています。
昨日は、ゆいさんがこんな投稿をされていました。
Threadsで見る
要は、
〝いい母親〟を演じることで、自分のことを後回しにする理由を作っていた
とのことでした。
子供の予定を最優先にすること。
それが〝いい母親〟だと信じていたい。
けれどその奥には、
「やりたいことを先延ばしにするための言い訳」
になっていたのだと気づいたそうです。
私はこの投稿を見たとき、
多くの人に心当たりがあるのではないかと感じました。
子供が小さいから副業の時間が取れない。
昼間はワンオペだから朝か夜しか作業できない。
そんな相談をよく受けます。
まぁね、めちゃくちゃ大変ですよね。。
全然寝ない子だったり、
年子の育児だったり、
子育ての環境も様々だし、私もよーく分かります。
ただ、本当に日中まったく時間が取れないのでしょうか。
お昼寝の合間や、一人遊びの十数分、
テレビや動画を見ている間にコッソリと。
完璧なまとまった時間ではなくても、
細切れの隙間時間は
必ずどこかにあると思うんですよ。
自分の中で
「常に相手をし続けなければいけない」
と決めてしまうから、その隙間時間が
見えなくなってしまうんです。
というかそもそも、
「相手をし続けなければならない」って・・・
誰が決めた??って話。
私自身も振り返ると、
「やっちまってんなー」
ってことをしていたりします笑
子供の習い事に英語を選んだのは、
私が英語に超苦手意識を持っていたから。
他にも、ダンスやミュージカルを習わせていますが、
これは、私が運動や人前に出ることに
超ド級のコンプレックスを抱えていたから。
一見「子供のため」に見えても、
それは、
「自分が叶えられなかった夢の延長線」であり
完全なるエゴなんですね。
しかもよく考えると、
私が英語や運動に
強いコンプレックスを持っていたのも、
「できないと恥ずかしい」
「苦手だと劣っている」
みたいな価値観を
どこかで植え付けられていたからなんです。
つまり、私自身も外部の価値観に影響されて、
それを子供にまで押し付けてしまっていた。
そして、これは習い事に限らず、
母親像そのものにも当てはまります。
「理想の母親はこうあるべき」という考えも、
実は自分が生み出したものではなく、
どこかで見聞きした価値観や、
誰かの影響で形づくられているもの。
自分で選んでいるつもりでも、
気づかないうちに刷り込まれていたりする。
例えば
「子供のことを最優先にして当然」とか
「母親が家事をやらなきゃ恥ずかしい」
といった思い込みも、
外から渡された台本の一部です。
「いい母親」という役や、
「できる社会人」という役を、
自分の意思とは関係なく演じさせられているんです。
本当はやりたいことがあっても
その舞台の上で「こう振る舞うのが正解」と信じ込むと、
やりたい部分はカットされてしまう。
でも、本気でストーリーを書き換えたい!!
そう思ったら、
「この役を降ります!!!」
と宣言して、演じる役を変えることだってできるのです。
実際に、ぬるま湯脱出プログラムに参加したことで
「脱ぬるま湯」を宣言されましたよね!
「1ヶ月後にこんな自分になってる!」
そんな風に気持ち新たに
新しい役に、主役を渡したはずなんです。
ところが。
厄介なことに、舞台袖から声が飛んでくるんですよ。
「やっぱり母親ならこうあるべきじゃない??」
「観客にどう見られるの??」
「役を途中で放り出すなんて許されないよ」
って。
これが、引き戻し現象と呼ばれるものです。
特にこれが強く働くのは、
疲れたときや不安が強いとき、
評価されたい気持ちが膨らんだときなどです。
「完璧にやれないなら今日はやめておこう」
と思った瞬間なんかもそうですね!
脳は省エネが大好きなので、
慣れた役を演じようとします。
周囲の期待や過去の習慣からも
簡単に引き戻されてしまいます。
これは、あなたの意思が弱いから。。
とかでは全くなく、
むしろ意志を必要とする選択をした証拠
だと思ってください。
私も、このプログラムを始めるまでに
何度も引き戻し現象起きてるので・・・!笑
だから、ぬるま湯から抜け出すために、
「ちゃんと自分の時間を持とう!」と決めても、
不思議と元のパターンに戻されてしまうのです。
やっぱり子供が小さいからできない。
疲れているから明日にしよう。
仕事が忙しいから今日は無理。
朝、布団から出られずグータラ。
仕事を始めたのに、急に気になって掃除をする。
SNSを開いたら、知らないうちに30分が溶けている。
でも、そのたびに思い出したいのは、
自分の人生を決めているのは〝役柄〟ではなく
監督である〝自分〟だということです。
いきなり役を降りるのは難しいものです。
何十年も演じてきたなら尚更。
だから、小さな練習から始めてみましょう。
ほんの10分だけでも
自分のことをする時間を作ってみる。
深呼吸して気持ちを落ち着ける。
誰にどう思われるかを気にせず、
やりたいことを一つやってみる。
そんな小さな行動の積み重ねが、
自分の中の自信を育てていきます。
そして一番大切なのは
「戻らないこと」ではなく、
〝また戻ってくる自分〟にしておくことです。
散歩道なんかも同じ。
最初は「あれ、どっちに曲がるんだっけ」
と不安になることもありますが、
何度も歩いているうちに自然と
景色や曲がる場所を覚えていきます。
だから、ちょっと道を間違えても
「こっちから戻れば大丈夫」
と感覚的に分かるようになる。
引き戻しもそれと同じで、
最初は戻されるたびに
立て直すのに時間がかかります。
でも繰り返すほど、元に戻るまでのコースが
どんどん短くなっていくのです。
皆さんが、このプログラムで投稿してくれた
「脱ぬるま湯」の宣言は、
決して〝完璧にやり続けること〟
を求めているわけではありません。
(というか、完璧にやり切るなんて難易度高すぎ)
さっきもお伝えしたように、
一番大事なのは、引き戻されても
〝また戻ってくる自分〟でいられることです。
役を降りたつもりでも、
舞台袖から呼び戻されることは必ずあります。
でも、そのたびに
「いや、私はもう新しい物語を生きるんだ」
と思い出して、もう一度舞台に立ち直ればいい。
その繰り返しこそが、
〝本当になりたい役〟を主役にする力を育てていきます。
是非、このプログラムを通して
練習を積み重ねていきましょう!
この場には同じように挑戦している仲間もいますし、
一人では心が折れそうなときも、
誰かの言葉や姿に勇気をもらえる。
そんな支え合いの中でなら、
どんな引き戻しも乗り越えていけます。
一歩一歩、自分の足で、そして仲間と一緒に。
この一ヶ月が、
あなたを確実に新しいステージへ
連れていってくれますので。